伏見区のお寺

法界寺【京都・伏見・醍醐】/親鸞が誕生した寺院

法界寺

 

本記事では伏見・醍醐にある法界寺について解説しています。

 

本記事の内容

  • 法界寺の歴史
  • アクセス

 

法界寺は京都市と宇治市の境界にある、歴史あるお寺です。

 

本記事を読んでいただければ、法界寺の魅力をわかっていただけます。

 

法界寺を映像で見たいという方は下記の動画をご覧ください。

 

法界寺とはどんなお寺?

法界寺

 

法界寺(ほうかいじ)は、京都は伏見区にある真言宗醍醐派の寺院です。(正式名称:東光山法界寺)

 

本尊は薬師如来です。

 

法界寺は藤原氏のの一族である日野家の氏寺で、日野薬師などとも呼ばれています。

 

歴史

法界寺

 

日野資業と呼ばれる人物が、薬師如来を安置する堂を建てたのが法界寺の始まりとされています。

 

平安時代後期の永承6年(1051年)に建てられています。

 

本尊である薬師如来像の胎内には資業から4代目の家祖・藤原家宗か代々伝わる、仏教大師最澄自作の三寸の薬師像を納入したと言い伝えられています。

 

浄土真宗の開祖である親鸞は、法界寺で生まれたとされている。

 

また法界寺の近くには親鸞の生誕地を記念して建てられた、日野誕生院がある。

 

日野誕生院と法界寺は歩いて3分ほどの位置にあります。

 

境内の情報

法界寺

 

法界寺の境内には代表的な2つの建物があります。

 

薬師堂(重要文化財)

法界寺

 

薬師堂は法界寺の本堂。

 

構造

  1. 本瓦葺寄棟造
  2. 内部は内陣が格天井
  3. 内陣が折上格天井

 

本堂に設置されている本尊である薬師如来像(重要文化財)は平安時代後期の作になります。

 

薬師如来

 

薬師如来は、高さ88cm、桜材のの寄木造で、この時代に桜材を用いるのは珍しいとされています。

 

右手を施無畏印、左手を右手の高さ近くまで持ち上げて薬壺を持っています。

 

胎内に小像を納めていることから、胎児を宿す婦人の姿あるとして妊産婦からの信仰を集めました。

 

このことから安産や授乳のご利益をもつ薬師寺として古くから信仰を集めています。

 

関連情報

現在でも薬師堂の格子戸には全国各地の母親から、願い事が書かれたよだれ掛けが奉納されており、堂の内側が見えないほど。

 

拝観について

 

脇侍として、日光菩薩、月光菩薩が同じ厨子に安置されています。

 

本尊を安置する厨子の左右にはさらに2つの厨子があります。

 

その厨子には、鎌倉時代の十二神将像が6体ずつ安置されています。

 

像高60cm余りの像であるが躍動感に富み、頭にはそれぞれ十二支のを象った彫り物が付いています。

 

本尊、十二神将ともに非公開となっています。

 

厨子の正面には鏡が貼り付けられているため開かず、拝観は横からのみとなっています。

 

薬師如来像は秘仏(公開されていない)ですが、2016年(平成28年)4月29日から同年5月8日まで京都非公開文化財特別公開の一環として開扉されました。

 

公開はなんと51年ぶりです。

 

阿弥陀堂(国宝)

法界寺

 

阿弥陀堂は鎌倉初期に建築されました。

 

承久3年(1221年)に兵火で焼失後、間もない頃の建立と推定とされています。

 

構造

  1. 方五間(間口、奥行ともに柱間の数が5間)の身舎(もや)の周囲に1間の裳階(もこし)をめぐらした形
  2. 屋根は宝形造(ピラミッド形)で檜皮葺き
  3. 裳階の屋根は正面側の中央三間分を一段高く切り上げ
  4. 裳階部分は壁や建具を入れず吹き放ち
  5. 身舎の正面は五間とも蔀戸(しとみど)

 

身舎内部には国宝の本尊阿弥陀如来坐像を安置しています。

 

本尊を囲むように四天柱(方形をなすように配置された4本の柱)が立つのみで間仕切りはありません。

 

面構成は阿弥陀如来の周囲を人々が歩いてめぐりながら、念仏を唱える常行三昧堂の形式となっています。

 

身舎柱と四天柱の柱筋が一致せず、四天柱の外側の空間を広くとる点にこの堂の特色です。

 

四天柱の表面や、柱上の小壁には創建当時の絵画が残っています。

 

その他の建物

法界寺

法界寺

 

  • 鐘楼
  • 庫裏
  • 大師堂
  • 山門
  • 日野御廟所 (境内の外にある)

 

文化財一覧

 

国宝

  • 阿弥陀堂
  • 木造阿弥陀如来坐像 - 11世紀末頃の作。阿弥陀堂の本尊。像高2.8メートル。仏師定朝の様式を受けた定朝様(よう)の阿弥陀像の典型的な作品。

 

重要文化財

  • 本堂
  • 木造薬師如来立像
  • 木造十二神将立像
  • 阿弥陀堂内装飾画

 

西国四十九薬師霊場の1つ

法界寺

 

法界寺は西国四十九薬師霊場の1つとされています。

 

西国四十九薬師霊場とは、薬師瑠璃光如来をまつる大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、三重の七府県四十九ヶ寺のことです。

 

1989年(平成元年)結成されました。

 

法界寺の前後は、浄瑠璃寺と醍醐寺です。

 

法界寺までのアクセス

法界寺

 

法界寺は最寄りの駅が遠くアクセスの悪い場所にあります。

 

 

京阪線六地蔵駅・JR奈良線六地蔵駅から行く場合

 

京阪バスに乗りましょう。

 

8号経路で日野薬師で下車します。

 

京都市営地下鉄東西線石田駅から行く場合

 

石田駅から徒歩で行くと約20分かかります。

 

そのためある程度、体力があったりお寺の周りを散策しながら観光したい人向けですね。

 

拝観時間や駐車場について

 

拝観時間

法界寺

 

拝観時間は9時〜17時。

 

10月〜3月は9時〜16時に短縮されます。

 

駐車場

 

無料駐車場が完備されており、合計で6台停めることができます。

 

拝観料

 

  • 大人:500円
  • 子供:200円

 

御朱印

 

3種類から選べるようになっており、それぞれ300円です。

 

拝観料を払う際に御朱印を欲しい旨を伝え御朱印帳を渡すと、拝観終了時までに御朱印を完成させていただけます。

 

法界寺

 

 

 

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